第5戦の舞台はホームコース、富士スピードウェイ。高橋知己選手(97号車)、岩澤優吾選手(98号車)共に水曜日から走行を開始し、セットアップを進めた。富士スピードウェイはほとんどのドライバーにとって走り慣れたコースだけにクルマの仕上がりがタイムを左右する。
金曜日の専有走行では、高橋選手がトップタイム(2分01秒647)、岩澤選手も5番手タイム(2分02秒228)をマーク。前戦十勝で5位に入った高橋選手は引き続き好調をキープし、岩澤選手もGR86に対する習熟度を高めており、2台の快走に期待が高まる。
土曜日(予選日)は朝方まで雨が降り続いたが、予選が始まる11時50分時点でレコードラインはほぼ乾いている。予選時間は15分間。時間の経過とともに路面状況が改善されるのは間違いない状況で、高橋、岩澤両選手はコースインを待機。グリーンシグナルとともにコースインしたのはわずかに1台となっている。
残り時間4分で高橋選手、岩澤選手がコースイン。アウトラップでタイヤを温め、2台連なってアタックラップに入る。高橋選手はセクター1で30秒961と予選トップとほぼ同タイムをマーク。岩澤選手もセクター1で31秒115とわずかに遅れを取るも食らいついている。しかし、セクター2、3と徐々にトップとの差が生まれ、高橋選手はトップと0.547秒差の2分00秒620で11番手。岩澤選手は2分01秒183で28番手となった。
日曜日(決勝日)の天候は雨。トヨタモビリティ神奈川の各店舗からGR車両に乗るオーナー約200名とスポンサー関係者の合計約300名が来場。クリスタルルーム、クリスタルテラス、グランドスタンドから声援を送る。レース前の選手紹介ではグリッドウォーク中の応援団とグランドスタンドの応援団からの大きな声援が飛んだ。
決勝スタート前に雨が強くなり、非常に滑りやすいコンディションで10周の決勝が行われた。アウト側11番グリッドからスタートした高橋選手は、ブリヂストンのレインコンディション下での高いグリップ力を活かしてジャンプアップ。7位でホームストレートに戻ってくる。
高橋選手のペースは良く、3周目に松井孝允選手(123号車)を抜くと、翌周には奥本隼士選手(89号車)もパス。5位に順位を上げ、今度はポールポジションの冨林勇佑選手(17号車)を狙う。5周目に冨林選手を抜くが、平良響選手(330号車)に先行を許し、順位が変わらないままレースは後半へ。
6周目、小林利徠斗選手(199号車)に抜かれて6位にポジションダウン。さらに7周目、後続の中山雄一選手(11号車)、蒲生尚弥選手(121号車)とバトルになり、8位まで後退する。高橋選手はポジションをキープしてフィニッシュ。一時は表彰台も見えていただけに悔しい結果となった。
一方、28番グリッドからスタートした岩澤選手は、スタート直後から上位を狙えるセットアップを選んでスタート。1周目に2台を抜いて26位に順位を上げると、雨の走りに苦手意識はないと語っていた通り、怒涛の追い上げで毎周2台ずつパスしていく。
レースの半分を終えた5周目に18位、翌周には16位まで進出。しかし、後半は後続の追い上げにあい、7周目に18位まで後退する。岩澤選手は終盤、箕輪卓也選手(18号車)の接近を許すも、ポジションをキープしてフィニッシュ。10台抜きを見せ、レインコンディションでの速さに自信を深めることができた。
| car | driver | pos. | total | best lap |
|---|---|---|---|---|
| 97 | 高橋 知己 | 8 | 22'16.636 | 2'11.427 |
| 98 | 岩澤 優吾 | 18 | 22'30.762 | 2'11.997 |
予選は高橋選手と同時にコースインしてアタックに入りましたが、フロントタイヤのグリップが薄く、思ったようにクルマを曲げることができませんでした。路面温度の低さに合わせきれなかったので、決勝ではそこを改善して巻き返す予定です。決勝はチームと相談してタイヤの空気圧などを雨に合わせてセットしました。スタートからペースが良く1周目に2台抜くことができました。その後もマシンセットが決まっているので順調にポジションを上げることができ、一時は16位まで順位を上げることができました。今回のレースで雨の速さに自信をを持つことができたので、それも含めて今後につながるレースができたと思います。応援ありがとうございました。次戦もよろしくお願いします。
97号車 高橋 知己選手
第5戦 予選11位/決勝8位
専有走行でトップタイムでしたが、他車との位置関係が良かったこともあり、そのタイムが良かったのか正確に把握できないまま予選となりました。悪くないアタックラップだったのですが、上位に食い込むにはもう一歩届かない結果となりました。それでもブリヂストン勢としては4番手だったので、ダンロップ勢の速さが目立った予選だったかもしれません。決勝はウエット路面となり、前半に追い上げる作戦でクルマをセットしました。それがバッチリ決まり、一時は表彰台も狙えるかなというところまで行きました。しかし、5周目以降はだんだんタイヤが厳しくなりポジションを守る展開となりました。それでも8位で着実にポイントを積み重ねられたこと、4戦連続でポイントを取れたことは大きな収穫となりました。残り2戦となりますが、必ず優勝したいですし、シリーズチャンピオン争いもあきらめていません。応援よろしくお願いします。